子どもが欲しいと願いながらも、長い不妊治療の末授かることが叶わなかったご夫婦、様々な事情で妊娠すること自体が不可能なご夫婦・・・それでも子どもを迎えたいと強く望み当会にたどり着かれたのだと思います。当会ではそういった「子どもを望みながらも授かることが叶わなかったご夫婦」と「妊娠しても、様々な理由で子どもを育てることができない生みの親」を、特別養子縁組という制度を介して懸け橋となるためのサポートと様々な活動を行っております。
生まれてくる「小さないのち」
最初にご承知いただきたい大切なことがあります。
この世に生まれてきた大切な「小さないのち」は、ペットのように容姿や好みで「選ぶ」ことはできません。ご自身で産んだかどうかに関わらず、「授かる」ものだということをご理解ください。
性別、国籍はもちろんのこと、少なからず障がいを抱えたお子さまもいます。新生児でない場合(月齢児・歳児)もあります。
そういった場合でも差別や偏見なく、ご自身の子どもとして大切に愛情をもって育てられるご夫婦こそが、血のつながりを超えて本当の「家族」になれると当会では考えております。
このことをご理解の上、「予備軍研修会」「特別養子縁組説明会」にお申し込みください。日本国籍をお持ちのご夫婦で現在外国にお住まいの方は、 帰国してからお申込みください。
◆ 養親をご希望の方は、お申し込み前に必ずお読みください ◆
まずは、予備軍研修会(任意)の参加をお勧めいたします
養親ご希望の方は、最初にサイトを熟読していただき、御夫婦で納得された時点でお申し込みください。
予備軍研修会で「当法人についての流れ」の説明をいたします。
その後、養子縁組をした家族とのディスカッションでより特別養子縁組への理解を深めていただければと思います。
養親登録申請の仕方について
養親登録申請は養親相談フォームから必須事項をご入力の上、お申し込みください。
半年以内に撮影した御夫婦のお写真を必ず添付してください。
※養親登録フォームに添付するご夫婦のお写真は「半年以内に撮影したもの」「帽子をかぶっていないもの」「マスクをつけていないもの」「アプリで加工していないもの」「結婚式以外のもの」をお送りください。
※住所は必ず市からではなく「都道府県」からご入力ください。
※フリーダイヤルは実親さん専用です。養親ご希望の方は電話ではなく、養親様相談フォームまたはメールでお問合わせください。
養親の条件について
- 子どもとの年齢差が45歳までのご夫婦が望ましい(厚生労働省のガイドライン)
- 婚姻歴が3年以上あるご夫婦が望ましい
- 夫婦仲が良いご夫婦
- 心身ともに健康であるご夫婦
- 生活が安定しているご夫婦
- 実親さんと子どもに対する寛容さをお持ちのご夫婦
- ご夫婦のどちらかが一定期間育児に専念できる環境のご夫婦(当会での該当は大半が新生児または月齢児などの乳児の為、子供が2歳くらいまではご夫婦のどちらかが育児に専念できる環境が必要となります)
※子育てが可能で普段の生活に支障がない程度の持病をお持ちの方は、6か月以内の健康診断書のコピーと共に医師の診断書を登録申請書と一緒にお送りください。
※夫婦ともに日本国籍、且つ日本に居住するご夫婦のみ登録が可能です。
※実子がいらっしゃるご夫婦は予備軍研修会の参加、登録申請が出来ません。
面接までにご用意いただくものについて
- 戸籍謄本1通
- 住民票1通(一人ずつの取得ではなく、同居家族全員が記載されている住民票)
- 所得証明書
- 同居家族のいる場合その家族の戸籍謄本(新法に伴い厚生労働省の指導による)
- 自宅外観のお写真1枚
- 間取り図
- ご夫婦の半年以内のお写真1枚(マスク、帽子、SNOWアプリなど加工してあるお写真は不可)
- 6か月以内の健康診断書のコピー(登録申請書を郵送する際に同封した方は結構です)
※健康診断書につきましては、尿検査、血液検査、胸部レントゲン、心電図など基本的なもので6か月以内の健康診断書の写しで結構です。
※持病のある方は、登録申請書を郵送する際に育児が可能という内容が書かれた6か月以内の診断書と健康診断書のコピーを一緒にお送りください。
※癌の手術を受けられた方は術後3年以上経過していて、更に子育てに問題はないという内容の医師の診断書をお付けください。
真実告知の重要性について
Babyぽけっとでは養子縁組のあっせんだけを目的とした方は最初からお断りしております。
真実告知は必ずしていただく方針です。そのために一年に一度「真実告知のシンポジウム」も開催しております。
真実を隠しながら、生活をしていた場合に親以外の人から養子である事を知らされた時、親子の信頼関係がいっきに崩れてしまいます。
そのようなことがないように小さいころから少しずつ真実告知をしていくよう指導させていただいておりますので、ご理解いただいた方のみ登録申請をしてください。
産まれてくる子どもについて
妊娠中から当会に相談があり、産まれてきた子どもが必ずしも健康とは限りません。先天性の障がいがある場合、後から何らかの障がいが出る場合もあります。
該当後に病気にかかる場合もございます。そのような事態にあっても実親と子どもが背負う背景がある事をご承知おきください。
当会では寛大な心を持つご夫婦を求めております。
「健康でかわいい赤ちゃんしか受け入れません」ということであれば、子どもの福祉のための特別養子縁組ではないと考えるからです。
ハーフである場合もございます。子どもを差別したり選ぶような考えは受け付けておりませんので十分ご夫婦で話し合いご理解いただいてからお申し込みください。
養子同士・養子縁組家族同士の絆を重要性について
当会では、縁組をしたらそれで終わりというご夫婦を受け付けておりません。
養子の子どもが孤立したり一人で思い悩むことがないように、養子同士の交流会(たんぽぽ会)や養子縁組家族の交流会(すずらん会)など定期的な交流会と真実告知のシンポジウムも開催しております。
養親家族同士の助け合いも養子縁組家族には重要な環境と考えます。
不妊治療中の方、とりあえず資料だけが欲しいという方は登録できません
まだ不妊治療中の方の場合は、妊娠する可能性がございますので、登録はできません。
また、とりあえず資料を見てから決めたいという方はサイトを熟読していただき、納得した方のみ登録申請してくださるようお願いいたします。
里親登録について
里親登録をしていなければ登録申請できないということはございません。
児童相談所の里親登録をしながら、Babyぽけっとに養親登録申請をしてどちらか早い方を選びたいという方の登録申請はお断りいたします。
該当は急なことが多々ございます。該当が重なってしまった場合、実親さんに多大なご迷惑をおかけいたします。その為、待機登録中に当会で子どもを迎える場合はその旨を児童相談所にお伝え下さい。(同時該当を防ぐ為)