ペンタくん3歳のご報告
マザー様
事務局の皆様
Babyぽけっとファミリーの皆様
待機の皆様
いつも大変お世話になっております。127期のポインコファミリーと申します。この度、ペンタくんが無事に3歳の誕生日を迎えましたのでご報告いたします。
ペンタくんは3歳のお誕生日の前に、昨年お世話になった写真館に行き、家族3人の写真を撮っていただきました。ペンタくんは昨年、写真館に到着したときからパニックになり15分ほど大泣きし、このまま着物を着せられないかと不安になりましたが、今年は着物に興味津々で、自宅でお着替えをしてご満悦の状態で写真館に行きました。写真館でも終始ご機嫌で写真館の方々にもたくさん遊んでもらい、楽しい写真撮影会となりました。
ペンタくんは自閉症と重度知的障害、運動発達遅滞があり、2歳5か月の段階で身体障碍者手帳と療育手帳を取得しました。1歳のころからこども病院に定期的に通院し、週1回のリハビリを懸命に続け、ついに2歳6か月でようやく立ち上がることができました。
1歳9か月から通っている個別型の療育教室への通園を続けており、さらに2歳7か月から行政の勧めで集団型の児童発達センターにも通園するようになりました。この集団型の児童発達センターは母子通園型で、私たち親はペンタくんと一緒に登園し集団活動に参加します。児童発達センターに通い始めて3か月間は一日中ずっと泣きわめいて集団活動にもほとんど参加することができず、私たち親はペンタくんが終始泣いているのをなんとかなだめて通園を続けました。私たち親にとってもその期間は苦難の連続でした。
しかし、2歳10か月ごろから慣れてきたのか、徐々に泣かずに笑顔で通園できるようになってきました。集団活動にも参加できるようになり、先生や仲間と楽しく学ぶことができるようになりました。
ペンタくんは活動の中でも、発達に遅れがある子でも理解しやすい、物語に合った音楽を流すタイプの紙芝居型のおはなしが大好きで、ちょろちょろせずきちんと着席し、じっと紙芝居に見入っています。
以前は泣き喚き、じっとしていられなかったペンタくんでしたが、たくましく成長した姿に親としては感無量です。児童発達支援センターの先生方も個別型の療育教室の先生方もペンタくんの著しい成長ぶりを大変喜んでくださっています。
ペンタくんは食事に関して視覚過敏があり、食べ物に対して恐怖心があって食べ物を見たり触ったりすることができません。
食事は決まった時間に決まった場所で同じ食器を使用し、何かに意識をそらせて食べ物をそっと口に入れるようにしなければ、どれだけ空腹でも食べ物が一切食べられません。
1日3回の食事には本当に気を使っています。2歳10か月でいちご狩りに行った時も、ペンタくんはいちごを少し触ることができましたが、口に入れることはできませんでした。来年も諦めずチャレンジしたいと思います。
3歳のお誕生日は、祖父母を交えてお誕生日会をしました。ペンタくんのために用意した誕生日ケーキでしたが、真っ白な丸い誕生日ケーキを見るなり恐がり、泣いてしまい、指でクリームを触らせましたがとても嫌がり、自分の口に持っていくことはできず、父親である私の口に指を入れていました。
いつかケーキが楽しい美味しいものと思ってもらえればいいなと思います。食事に関する過敏はかなり強いままですが、こども病院の先生、児童発達支援センターの先生、個別型療育教室の先生、みなさんとよく相談し、ペンタくんのペースに合わせて、食べること自体を拒絶しないよう、食事は楽しいものということを大切にして、食事の過敏を少しずつ改善していきたいと思います。
ペンタくんとのご縁を結んでいただいてから3年が経過しました。発達はとてもゆっくりで、発語はまだありませんが、大好きなミッフィーちゃんやキティーちゃんを見つけると、私たちの指を引っ張っていきここにいるよと嬉しそうに教えてくれるようになりました。
大好きなシャボン玉も飲み込まず自分で吹けるようになりました。昨年からを振り返ると、本当に日に日に成長していくのを実感しております。ペンタくんとのご縁を結んでいただき、子育てにお力添えをいただいていること、改めて深く感謝申し上げます。
皆様への感謝の気持ちを忘れず、ペンタくんに精一杯の愛情を注いで大切に育てていきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
実母様
ペンタくんを託していただいてから3年が過ぎ、すっかり新緑の季節になりましたが、その後お変わりなくお過ごしでしょうか。
ペンタくんは、児童発達支援センター、療育教室とこども病院でのリハビリを通じて、少しずつですが成長してきています。
ペンタくんは自閉症と重度知的障害、運動発達遅滞があり、2歳5か月の段階で身体障碍者手帳と療育手帳を取得するような状態ですが、いつも笑顔の絶えない子に育ってくれています。
実母様から託してくださったペンタくんの命のバトンをしっかりと受け継ぎ、精一杯の愛情を注いで大切に育てていきたいと思っております。これからもお身体を大切にお過ごしください。実母様のご健康とご多幸を心より祈っております。