ぽけっとパーク

養親様からのお手紙

しんまいパパ(43歳)・しんまいママ(44歳)

この度は2人目の男の子ももたま君とのご縁を結んでいただきありがとうございます。

 

私たちは結婚11年目の夫婦です。

結婚してすぐに子どもを望んでおりましたが、しばらくしても授からなかったため不妊治療を開始しました。

タイミング法・人工授精と体外受精とステップアップしていきましたが、まるっきり結果が出なかったこともあり、ずっと前に何かの本で読んで頭の片隅に残っていた「特別養子縁組」という選択肢もあるねと夫婦で話し合い、名古屋で開催されたBabyぽけっとの予備軍研修会に参加しました。

(今から約8年ほど前のことになります。)

 

その時の会場には大勢の先輩ファミリーがいらっしゃって、『養子縁組ってこんなに明るいんだ!』と目からウロコが落ちた事を覚えています。
そこでお話してくださった先輩ファミリーのお一人に、養子を迎えると決めた後で不安に思ったことはありますか?と質問したのですが、その方は『Babyぽけっとに登録してから養子を迎えた今まで、不安に思ったことは一度もない。むしろ期待でいっぱいでした。』と仰っていたのがとても印象に残っています。

 

予備軍研修会参加後もしばらくは治療を続けていたのですが、数年間の治療も虚しく赤ちゃんがやってくることはありませんでした。

そうこうしているうちに激務から夫が調子を崩し約2年間休職する事になり、治療を断念せざるをえない状況になりました。

その当時は自分たち2人の生活で精一杯の状況になってしまい、子どもを迎えるなどとてもできる状態ではありませんでした。

 

数年経ち、夫も元気に働けるようになり妻もしっかり働いて、DINKS生活を楽しんでいたのですが、やはり子どもを迎えるという夢を諦めることはできませんでした。

その時すでに40歳をこえており、年齢的に考えて不妊治療を再開しても授かれる可能性は低いのではないかと思い、Babyぽけっとの門を叩きました。

 

そこからは、面接・座学・交流会とひとつひとつの課題を進んでいくごとに、同期ファミリーや居住ブロックのブロック長様はじめ養親ファミリーの皆様など、新たな出会いや学びがあり、今まで知らなかった世界が私たちを迎え入れてくれました。

BPファミリーの皆様と交流していくうちに、Babyぽけっとに対する理解や、養子を迎える心構えが整っていき、面接から約1年後に長男のあやたか君とのご縁を結んでいただきました。

そして、その2年後にこの度ももたま君とのご縁をいただくことになりました。

 

ももたま君をお迎えして数日たちますが、私たちの腕に抱かれて力強くミルクを飲み、オムツが汚れてるよ〜!と大きな声で泣いて教えてくれる姿を見ていると、生きるパワーをビシビシ感じます。

ママもパパも、パワー全開のももたま君の要求に応えなくてはと、すぐに動いてあっちにバタバタ・こっちにバタバタと大忙しです。

長男のあやたか君も、ももたま君が泣き出すとバウンサーを揺らしてあげたり、ママパパに教えてくれたりして、自然とお兄ちゃんをやってくれています。

色々なご縁で集まった我が子たちですが、こうやって毎日の生活を積み重ねて家族になっていくんだなとしみじみ実感しているところです。

 

私たち夫婦が2児の親、4人家族になれたのも、マザー様・BP事務局の皆様が日々身を削ってBaby救済に飛び回ってくださっているおかげです。

本当に頭がさがります。

また、私たち夫婦が心穏やかに子育てをできているのは、周りで支え合えるBP養親ファミリーの皆様がいてくれるおかげです。

 

マザー様・BP事務局の皆様・養親ファミリーの皆様に改めて御礼申し上げます。

いつも本当にありがとうございます。

 

【実母様】

 

この度はももたま君を私たち夫婦に託してくださりありがとうございます。

 

ももたま君が我が家に来てから数日たちますが、2時間半〜3時間ほどの規則正しいリズムでミルク90ccほど飲み、オシッコもよく出て元気にすごしています。

基本的にはよく寝ていますが、目が覚めている時は天井やお部屋の空間を「ここはどこだ〜?」というような表情で眺めています。

グズった時は抱っこしてクラッシックのCDをかけるとスヤスヤと眠ってしまいます。

お兄ちゃんのあやたか君がももたま君の寝ているところを覗きに行ったり、胸をトントンしたり、バウンサーを揺らしたりして、さっそく兄弟っぽく触れ合っています。

 

小さくてふわふわしていてミルクの匂いのするももたま君は天使のようにかわいく、抱っこしていると自然と優しい気持ちになって、私たちも笑顔になってしまいます。

 

こんなに愛おしいももたま君を手放さなければいけなかった実母様の気持ちを考えると、想像を絶する断腸の思いだったのではないでしょうか。

そんな思いで託されたももたま君のこと、実母様のお気持ちと一緒に大切に大切に育てて参ります。

これからも、ももたま君の成長を見守っていてください。

どうぞよろしくお願いします。

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