ぽけっとパーク

実親様からのお手紙

実親さん(42歳)

今回の妊娠は以前お付き合いしていた方との間に授かったBabyでした。理由があって別れ連絡先も消し、仕事も忙しくしている中で妊娠に気づきました。
病院に行った時は既に20週(6か月)でした。エコーに映し出されたBabyは元気いっぱいに手足を動かしていて、心臓もしっかり鼓動していて、愛おしさでいっぱいになりました。
既に子どもを4人授かっていて、産まないという選択肢はありませんでした。そんな中で、生活をどうするかという問題に直面し、保育所に預けるまでの生活、小さい子がいての仕事の厳しさ。何より、子供に寂しい思いをさせてしまう事は、4人目を離婚後に産んで実感していました。
それでも産みたくて、いろいろな行政機関を調べる中、乳児を育てながら仕事も生活もというのは難しいことでした。そんな中、今回のNPO Babyぽけっとさんは私の想いに寄り添った支援機関でした。子供に寂しい思いをさせない環境、両親の温かさを感じて育って欲しい。笑顔で育って欲しい。その願いを、思いを汲んでいただける場所でした。
養親さん方は厳しい審査や研修を受け、子どもを授かるために頑張ってくれていました。そんな中で結ばれた「縁」です。
突如予期せぬ陣痛で28週、低出生体重児で産み、生まれたBabyを受け入れて下さった養親さんには感謝でいっぱいです。
入院中の101日、どんな気持ちで待っていてくださったか。産後もすぐに可愛い名前を付けて下さり、感謝してもしきれません。これからは結ばれた縁で、Babyと一緒に笑顔でいて欲しいです。
予期せぬ妊娠をされた方、一人で抱えないでください。支えてくれる方たちがいます。母と子の命を守るためにも相談してみるのがいいと思います。答えを出すのも決断するのも色々な選択肢をしることからだと思います。

養親様
この度は子どもに縁をいただきありがとうございます。わずか1042gの低出生体重児ですが、入院中とても頑張っていました。そんな頑張りで私を安心させてくれる優しい子だと思いました。
入院中の101日間、母親として傍に居られた事、抱っこや哺乳ができたこと、手離す私に幸せな時間を与えてくれた子どもです。手離すことを決めた勝手な母親です。
それでも、子供の笑顔、成長、健康を願わずにはいられません。どうか、子どもと一緒に成長し、笑顔の絶えない日常を送っていただきたいです。笑顔がとても似合う可愛い可愛い子です。どうぞよろしくお願いいたします。

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