ぽけっとパーク

私が妊娠に気づいたのは7ヶ月の時でした。もともと生理不順で3～4か月経っても来なく、周りからも言われていましたが，4月から仕事も始まっていて精神的にも体力的にもとても追い詰められていたので、ストレスかな？とずっと思っていて、まさか自分が妊娠しているとは思っていませんでした。

本当に情けないです。生理が来なくなって6ヶ月経った時、自分ひとりで病院に行きました。その時も看護師さんにもお腹の膨らみの事を言われましたが、違うと思っていましたが超音波検査をした時にはびっくりしました。先生に妊娠していることを言われた時は嬉しいという感情ではなく、泣いていたことを今でも覚えています。それに母にもすぐに連絡できませんでした。初めて病院に行った4日後に母も一緒に病院に行き、その後役所や児童相談所など色々な所に相談行きました。

相手とはすでに別れていて連絡手段もありませんでしたので、相手は私が妊娠していることを知る由もないのです。

妊娠に至る経緯は私自身には分からないです。その理由は精神的に追い詰められていて薬を服用していたので、相手から行為をされた事に一切気付いていませんでした。しかし今、思い返せば少し体調が悪い日もありました。母と二人の時に何度も話し、何度も泣きました。自分の中でも育て上げたいと思っていましたが、メンタルが不安定だったし、イライラしたら弟や母に凄くあたっていたので、自分が育てても赤ちゃんに当るだろうし、幸せにしてあげられる保証がなかったので、特別養子縁組を決断しました。母が一生けん命探してくれて、Babyぽけっとさんを見つけてくれました。

隅々までサイトを見てこうのとり通信を何度も読みました。どんな相手の子どもでも自分の子には変わりないし、この子に罪はない。私は仕事に着いたばかりで母や父に養ってもらっている状況でしたが、どうしてもこの子を育てたいとずっと思っていました。しかしどれだけ育ててあげたいと思ってもそれは自分の身勝手な気持ちなだけで、その子を一生守って育てていくのは厳しいのではないかと思いました。私の元で不幸になるより養親さんの元で幸せに何不自由なく育って欲しいと思うのが何よりでした。

苦しい時期もありましたが、自分が味わって来たからこそこの子には同じ気持ちにさせたくないと心から強く思いました。エコーを見るたびにいとおしくて自分で育てたいという気持ちが強かったです。そして、出産当日、とても安産で予定日より5日早く会う事ができました。安産だったし、スピード出産でした。元気にどこも異常なく生まれて来てくれた事が一番嬉しかったです。

生まれて来てくれてありがとう。退院する日までにミルクをあげたりおむつを替えたり、沐浴したり抱っこしたりとお世話をしました。写真も動画も沢山撮りました。やっぱり日に日に愛おしさが増していきました。退院してからも赤ちゃんにミルクをあげたり沢山抱っこしました。養親さんの元へ行く日もぎりぎりまで抱っこしていました。バイバイする時に赤ちゃんが泣いていたので、何か勘付いていたのかもしれません。私はこの子の前では絶対に泣かないと決めていましたが無理でした。沢山沢山泣きました。本当はずっと一緒にいたかったし、育てたかった。

常に私はこの子の幸せを第一に考えていました。本当は産んだ私が育ててあげられるのが一番ですが、私はこの子を迎えられる準備が十分に出来ていませんでした。この子の一番の幸せを考えて沢山悩みました。私にとってはとても重い決断でした。これからこの子に恥じることのない人生を送らなければならないと思っています。我が子への愛情は一生ものです。いつまでも大切な宝物です。これからこの子の為に頑張って生きていきます。この子が教えてくれたことをこれからの人生に生かしていきます。生まれて来てくれてありがとう。あなたを産むことができて嬉しかったよ。あなたと過ごした時間は本当に幸せでした。生涯忘れないからね。

 

赤ちゃんへ

私の元に来てくれてありがとう。育ててあげられなくてごめんね。幸せになってくれることを祈ってるからね。また会えるように頑張るからね、元気な姿で会おうね。

 

養親さんへ

赤ちゃんを迎えて下さって本当にありがとうございました。元気に泣いて生まれて来てくれて、本当に親孝行な子です。ミルクを良く飲むので成長が速いかもしれません。お腹の中でよく動いていたのでやんちゃな子になるかも知れませんがよろしくお願いします。どんな時でも傍にいてあげてください。遠くから成長を見守っていきたいです。ステキな名前をつけてくださってありがとうございます。これからも息子をよろしくお願いします。皆様の健康と幸せを祈っています。

 

Babyぽけっとさんへ

約二か月間本当にお世話になりました。メールで相談させてもらってすぐに電話をかけて下さって自分の話を色々聞いて下さって安心できました。移動もぎりぎりになってしまい、それでも遠方までありがとうございました。息子と私の事を救っていただき、本当にありがとうございました。