ぽけっとパーク

養親様からのお手紙

しんまいパパ(35歳)・しんまいママ(35歳)

この度は、スイミーくんとのかけがえのないご縁を結んでいただき、ありがとうございました。

 

私たちは、結婚6年目の夫婦です。

夫も妻も結婚をする前(出会う前)から将来的には子どもを持ちたいという考えでした。しかし、夫が妻と出会う2年前に白血病を患い、抗がん剤治療や骨髄移植のための全身照射などの辛い治療を経験し、その後遺症で男性不妊になってしまいました。退院後すぐに妻と出会い、自然妊娠が不可能な事を理解してもらい結婚をしました。

 

まずは夫の病気の完治を目指しながら、お互いに仕事やプライベートを充実させていきました。そんな中でたくさんの人と出会い、その方の家族やお子様の話を聞いたり、私たちの兄弟や仲の良い友人たちの子どもと触れ合い、遊んだりしました。

家に帰ると夫婦で、「やっぱり子どもって可愛いなぁ」、「突然核心を突くようなことを言ってきて面白いよね」、「もう小学生か~成長が早い」、など子どもの話で持ち切りでした。私たちは改めて子どもが大好きなんだなと再認識できました。

 

2年前に夫が移植後5年を迎え、無事に完治に至りました。

その間、仕事を続けながらも大きく体調を崩すことは無く、生活も安定していました。

そして夫婦で将来の事を話し合いました。この先も夫婦二人で暮らすか、それとも特別養子縁組で子どもを授かり新しい生活を始めるか、、、答えは二人とも後者でした。

 

特別養子縁組は夫が男性不妊になってから少し調べたことがありました。

本格的に調べると様々なあっせん団体や条件などがありましたが、その中で目に留まったのがBabyぽけっとでした。たくさんの赤ちゃんの写真や子どもの成長記録などを定期的に載せていました。さらに実親さんに向けたお手紙や実親さんからのお手紙なども掲載されていてそれを読み、さまざまな思いを感じることが出来ました。何より養親になったときのイメージが浮かびました。

 

そして、去年、予備軍研修会に参加させていただきました。

最初にマザー様からBabyぽけっとの活動や特別養子縁組について丁寧な説明がありました。特に印象深かったのが生まれてきた赤ちゃんだけではなく、妊婦さんへのサポートや実親さんへの思いや配慮がしっかりとなされていて、とても感心したのを思い出します。そして最後に養親OBの方々とそのお子様たちに初めてお会いし、直接体験談などを伺うことができました。正直、ここに足を運ぶまで不安が無かったわけではありません。だけれど養親のご家族を目にした瞬間にその不安がスゥーっと消え、お話することで、血のつながりが無くとも、こんなにも幸せな家庭を築けるんだと希望を持つことができました。

 

研修会の後、妻と再度話し合いをし、養子縁組を前向きに進める方向で決意しました。

それからは、登録書を提出し、面接、座学・講義、交流会への参加、家庭訪問とあっという間の10か月でした。

そしてこの度可愛いスイミーくんとのご縁をいただきました。

スイミーくんを初めて抱いたとき、愛おしさがこみ上げ涙が溢れました。

皆様が守り抜いてくださったこの尊い命を全力で守り抜こうと心に誓いました。

 

【実母様、実母様のお母様】

 

産後のお体の調子はいかがでしょうか。

 

この度はスイミーくんを私たちに託してくださり本当にありがとうございます。

 

スイミーくんは、ミルクを飲むときは左手を哺乳瓶に添えて飲んだり、「おはよう」と声をかけると「あぅ~」とお返事してくれたり、日々色んな表情を見せてくれています。ミルクをしっかり飲むおかげで順調に体に重みが増してきました。

これも実母様がお腹の中で守り育ててくださったおかげです。

実母様、実母様のお母様のご決断に恥じることがないよう、全力でスイミーくんを守り育ててまいります。

 

今後も共に成長を見守ってくださいますと幸いです。

 

実母様、実母様のお母様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

 

【マザー様、BP事務局の皆様、BPファミリー先輩方の皆様】

 

この度は、スイミーくんとの素晴らしいご縁を結んでいただき誠にありがとうございました。

マザー様はじめ事務局の皆様が、ベビー救済のため昼夜問わず尽力してくださるおかげで、今スイミーくんとの幸せな生活があります。心より感謝申し上げます。

 

予備軍研修会から講義、交流会等を通して、団体の思いや知識を深めていくことができました。そしてここまで、ブロック長をはじめBPファミリーの皆様にアドバイスや応援をもらい、何度も助けていただきました。ありがとうございました。

 

まだまだ未熟な私たちですが、スイミーくんと共に親として成長していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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