養親様からのお手紙
しんまいパパ(46歳)・しんまいママ(45歳)
この度は、あいいろ君とのご縁を結んでいただき、誠にありがとうございます。
私達夫婦は、結婚18年目の夫婦です。慎ましくも、仲良く楽しい夫婦生活を続けておりましたが、なかなかこどもを授かれずにいました。
「不妊治療をすれば、授かれるだろう」と、長い長い治療生活をおこなってきましたが、これも実を結ぶことなく・・・
何のために頑張っているのかさえ、わからなくなってしまい、いつしか心も疲弊して、こどもとの生活を諦めていました。
そんな時、ふとラジオから、特別養子縁組をおこなった方の話が聞こえてきて、「これだ!」と、上手く言葉では表現できませんが、何かに目覚めた感じで胸が高鳴りました。
そこからは、特別養子縁組について調べたり、全国の特別養子縁組のNPO法人や病院、福祉団体に連絡を取ってきました。しかしながら、行動を開始した時点で夫婦ともに国が推奨する養親の年齢を超えていたため、殆どの団体は門前払いの状態となりましたが、それでもこどもとの生活をあきらめきれずに何度も何度も様々な団体に連絡を取り続けました。
その中で、なんとか5つの団体で説明会を受けることができ、方々に出向きながら説明会に参加させていただきました。その中でもBPが私達夫婦にとって理想の取り組みをされており、「是非、BPで特別養子縁組を行いたい」と、予備軍研修会の帰り道に、夫婦で即答し決断しました。
決断の理由としまして、
・マザー様の特別養子縁組に注がれる熱い思いや、BPの長年の実績
・産み親様に対する、丁寧で個別的なサポート
・こどもたちの将来までをも考えた、団体の様々な活動
・団体内での、定期的な集まりや真実告知に関するシンポジウム
・マザー様をはじめ、事務局やBPファミリーの圧倒的な支援やサポート
等々、まだまだ書ききれないぐらい沢山の事がありますが、これらがBPに決める主な理由となりました。
BPの研修では、BPファミリーの先輩方の経験を基に、熱心にそして丁寧に様々な事をご指導してくださいます。これにより、特別養子縁組でこどもを迎える不安や心配事が少しずつ消えて、期待に変化していく気持ちを今でも鮮明に覚えております。
研修や課題が進むにつれて、親になる自覚も更にはっきりとし、研修修了の頃には、こどもに対して、全身全霊をささげて育てていきたいと決意が夫婦ともにできていました。
そして、この度、あいいろ君とのご縁を結んでいただきましたこと、マザー様をはじめ、BP事務局の皆様、ブロック長をはじめとするBPファミリーの皆様には、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
◇実母様◇
この度は、大切で可愛い、あいいろ君を私達夫婦に託して下さり、本当にありがとうございます。予定よりも少し早いご出産だったと伺いましたが、その後のお身体の回復はいかがでしょうか。梅雨入り前のすっきりしない気候のため、どうぞご無理なさらないよう、お過ごしくださいませ。
実親様がお腹の中であいいろ君を大切に守ってくださり、命がけで産んでくださったおかげで、あいいろ君はたくさんミルクを飲んで、よく眠ってくれる元気な男の子として成長しております。これからは、実母様に代わって、私ども夫婦であいいろ君を大切に、命がけで守り育ててまいります。
これからも、どうぞ一緒にあいいろ君の成長を見守ってください。
また、節目の際には、ホームページやアルバム等でご報告させて頂きます。ご覧いただければ幸いです。
実母様のこれからの人生が、光輝く素晴らしいものになりますよう、益々のご繁栄とご多幸を心よりお祈り申し上げます。