ぽけっとパーク

養親様からのお手紙

しんまいパパ(43歳)・しんまいママ(38歳)

マザー様、事務局の皆様、病院関係者の皆様、BPファミリーの皆様

この度は、おと君とかけがえのないご縁を結んで頂きありがとうございます。簡単ではございますが、私たちがおと君と出会うまでの話をさせて頂こうと思います。

 

【特別養子縁組との出会い】

私たちは結婚13年目の夫婦です。結婚前より、結婚したら子どものいる家庭を築きたいと思っていましたが、私たち夫婦は子どもを授かることができませんでした。

 

北は東京から南は九州まで、いくつかの病院を訪ねましたが、行く度に子どもを授かることができない現実と向き合わなければなりませんでした。

 

そんな時、里親制度のことを知り、その中で特別養子縁組について知りました。当初は夫婦で意見は合わなく、一度説明会に行ってみようと、行政が行なっている里親の説明会へと行きました。その説明会で私たち夫婦は、世の中に一般家庭で過ごすことができない子ども達が沢山いることを知り、驚きを感じたと共に、私たち夫婦がここに来た意味を考えるようになりました。

 

夫婦で里親制度について話す時間が増え、中でも特別養子縁組里親について何度も話し合いを重ねました。そして私たちは、特別養子縁組里親に登録することを決め、研修会へと参加し、特別養子縁組里親の登録を行ないました。

 

【Babyぽけっととの出会い】

登録した段階から、担当の方からは、行政(私たちが住む地域)での特別養子縁組は件数が少なく、数年待っても該当がない可能性があることを聞いていました。そんな中、民間団体をいくつか紹介していただき、その一つがBabyぽけっと(以下BP)でした。さっそくHPを調べ、予備軍研修会があることを知り、一度参加してみようと予備軍研修会に参加しました。

予備軍研修会への参加は私たち夫婦にとって、とても意義のあるものでした。印象的だったのは、そこに来られていたBPファミリーの皆様がとても仲が良く、家族同士の繋がりを強く感じたことでした。BPの理念に賛同したのはもちろんのことですが、実際のBPファミリー皆様の姿を見て、BPなら安心して特別養子縁組を進められると、夫婦で意見が一致しました。

 

その後、面接、研修を経て、晴れて待機となりました。家庭訪問や待機中はブロック長をはじめ、同じブロックのBPファミリーの皆様には本当にお世話になり、あらためてBPで特別養子縁組を決めて良かったと、実感する日々でした。交流会にも参加させて頂き、子ども達同士の交流を見る中で、幼い頃からこうした交流を持つことは、親同士だけでなく、子ども達にとってもとても大切なことであると肌で感じ、該当の日がとても待ち遠しく感じていました。

 

【おと君との出会い】

待機となってから、梅雨が明け、夏が訪れた頃、ついにマザー様より該当の連絡がありました。前日、夫婦の会話の中で、「夢で男の子の該当があった」話をしたところでした。まさに夢のような瞬間であり、夫婦でとても喜び、信じられない気持ちでいっぱいでした。

 

その日はあっという間に訪れ、お迎え当日、沢山の先輩BPファミリーに集まって頂き、その瞬間を待ちました。

電車が到着し、改札口からマザー様が出てこられ、その手にはおと君の姿が。その姿を一目見た時、私たち夫婦の目には沢山の涙が溢れていました。おと君の周りを子ども達が笑顔で取り囲み、マザー様やおと君に話しかける姿はとても純粋であり、その光景は私たち夫婦にとって一生忘れることのできないものとなりました。

 

おと君がいる生活は全てが新鮮であり、おと君が新しく経験する全てのことが、私たち夫婦にとっても全て新しいことであり、その全ての時間がとてもかけがえのないものに感じています。特別養子縁組を決断してから、おと君に出会うまでに約3年の月日がかかりましたが、そのおかげで素晴らしいご縁に恵まれたと感じています。

 

マザー様、事務局の皆様、病院関係者の皆様、BPファミリーの皆様、この場をお借りして、あらためて深くお礼申し上げます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

実母様へ

 

この度は、大切ないのちを私たち夫婦に託す決断をしてくださり、心より感謝申し上げます。

お身体の具合はいかがでしょうか。順調に回復されることを願っています。実母様がお腹の中で大切に育てて頂いたおかげで、おと君はしっかりとミルクを飲み、よく眠り、活発に体を動かしています。あまりグズることもなく、とても元気に過ごしています。沐浴が好きなのか、沐浴の時はとても気持ちのよさそうな表情をしています。

 

おと君は私たち夫婦に素晴らしい世界を毎日見せてくれています。このことは、実母様の存在なしでは得ることのできないものでした。このご縁を大切にし、おと君を大切に育てたいと思います。

 

今後とも、おと君の成長を一緒に見守っていただけましたら幸いです。

 

まだまだ暑い日が続きます、どうかお身体をご自愛ください。

TOP