真実告知体験談
ケースNo.7
◆告知実施日及びその場所:2012年3月
◆当時の子供の年齢:6歳3ヵ月
◆家族構成:父・母・長男・祖父母(母方)
◆実際告知した人:母
◆告知内容は?
(H26年シンポジウムでお話しした内容です)
ご紹介に預かりました、佐藤と申します。宜しくお願いいたします。
私達夫婦は、2006年夏の終わり頃に、マザーさんと(前会OB)ネットを通してではありますが、初めてお話をさせて頂いたのが始まりです。
息子が二歳、三歳と成長するにつれて、私達は告知のことでも考えはじめ、何度も何度も話し合いました。どの位話してわかってくれるのだろうか…話をしてから息子はどうなっていくのか…。
妻の考えは「きっと息子なら、わかってくれる、絶対に大丈夫!」との思いもあり、いつの日か、告知は母親がしようという考えに私も賛成しました。
息子の六歳の誕生日が過ぎたため、春になり近くの公園に遊びに行きながらの告知を心みました。その日は、なかなか言い出せないまま、一緒に食べようと持って行った弁当を食べて、遊んで帰ってしまったそうです。
次に、四日間連休が続いたので、その中で試みようと考えました。一日、二日とだんだん過ぎていき、あせる気持ちもあり、連休最後の日、二人でお風呂に入っている時に「これはチャンスだ!!」と思って息子に話したようです。
「あのね、●●を、産んでくれたお母さんがいるんだよ。●●の目の前にいるお母さんは産んであげられなかったけれど、●●のお友達と同じように、変わらず、私がお母さんなんだよ」と、言いました。妻は、恐る恐る「どう思った?」と聞いてみると「嬉しい~(^-^)」と笑顔で最初の言葉がかえってきて、ホッと胸を撫で下ろしました。
その後は「どうして産めなかったのか」「産んだ人は、どこにいるのか…」との息子の質問に対し、「ママの体は赤ちゃんが産めない体だよって、神様がそうしてくれたんだね~」「でも、産んでくれたお母さんは遠くにいるけど、きっと●●が楽しく暮らせますようにって思っているから、産んでくれて、ありがとうって思ってようね(^-^)v」と話したら「うん!!」とうなづいていたそうです。
息子が「産んだお母さんじゃないんだ!!」と言われても、「そうだよ!!でも僕にとってのお母さんとお父さんは二人いるんだ」と明るく、強い心で成長できるようにと今もそう思って過ごしています。
今年で八歳になる息子も、その気持ちは変わらず、自分なりに受け止めて、今でと同じように笑顔で楽しく暮らしています。
これからも変わらずに、息子を大切に、息子が笑顔でいること、そして、一緒に成長して行きたいと思います。
お子さんとご縁がありましたご家族様、これからご縁があります待機されておりますご家族様、そして皆さまにとりましても、ますます明るい未来でありますよう私達も願っております。
私達に大切なかわいい息子を与えて下さったマザーさんやマザーさんご家族、そして遠くにいる息子を産んでくださったお母さんや、離れているお父さんにも感謝いたします。
本当にありがとうございました。
皆さま、ご清聴ありがとうございました。