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残念エピソード

ケースワーカの残念エピソードNo.15

ある大きな病院のケースワーカから連絡が入り「HPに団体の連絡先の住所と電話番号がどこにもありませんがそれはどうしてですか?」という問い合わせがありました。

「当会では2か所に母子寮があり地元で出産できない事情の実親達が移動して来ます。中には実父がストーカー化して身の危険がある場合や男性がDVを持っていて被害を受ける可能性がある場合などで連絡先が知れては実親達の身の危険やその際に一緒に他県から移動して来た実親もいる可能性があり共に被害を受けるかも知れないから公表していません。
法人化する際に県にはその旨の理由を説明し認められて公表されていません。県に問い合わせれば教えてくれますよ。そして子供の遺棄、捨て子をすり危険があるので公表はしません。またどうして記載していないかはHPにきちんと説明しておりますのでご確認下さい」と答えました。

それでも「でもおかしいですよね。どこの団体も連絡先や事務所所在地を出しているのに」と引き下がりません。
「他の団体は母子寮は持っていないからでしょう」と答えました。
その後、このケースワーカは実親さん家族に「この団体は連絡先を記載していないので怪しい。斡旋団体なんてお金儲けして何をしているか分からないから辞めた方がいいですよ。児童相談所に連絡しますので面会して下さい」と伝え事前に当会と実親さんとその関係者たちで面会も済んで話は進んでおり後は無事な出産を待つだけになっていました。

しかしその後も診察のたびに「児童相談所に相談しなさい、斡旋団体は辞めた方がいい」といい続けていたそうです。

出産後、今度は「親子同室が基本なので産んだら自分で面倒見なさい」と言われて「養子に出すのでそれは辛いから何とかしてもらえないか」と言うと、「だれか付き添いを付けてその人に面倒見てもらって下さい。その際に個室ならばなんだかんだ入れて20万の請求を別途頂きますが払えますか」と聞かれて困惑したそうです。
結局、その後、「この団体を辞めて児童相談所に変えたら費用は払わなくてもいいですよ」と言われて両親がそちらを選び会には「今回は自分で育てる事にしましたので」と言ってキャンセルして来ました。

会では「それはいい事です。頑張って下さい。また何かあればご連絡下さい」と言いましたが後日、それはこのケースワーカがそう言えと指示して断ったと教えて下さる方がいて激怒しました。
そんな嘘までつかなくても私たちは無理強いしたり強制的に進めたりはしないのに、なんて汚いやり方をするんだろうと思いました。
大きな病院では特にケースワーカがいてその方が養子縁組を知らない事が多いし何も学んでいませんのでこういう言い方しかできないのでしょう。
児童相談所は公の機関でいいけど斡旋団体(この言葉は嫌いですが)は高額な費用を取り悪い事をしているから勧められないと言う言い方はされたくないですね。

そして実親は何も知らないでその人の話を聞き守ります。
でも1年も2年も経過し、あの時生んだ子はまだ乳児院にいて養子に出してもらえないでいると分かりBPに相談して来ますがもう遅い。
一旦、乳児院に入れてしまうと民間には児相は措置解除は非常に難しいです。絶対に無理な事がほとんどです。
実親さんもよく調べてよりよい判断を下して下さい。後で後悔しないように、それが1番大事です。

BPでは母子寮がある為に、ぎりぎりの実親たちの救済をすることもあります。命の危険に直面する事もあるのです。

スタッフだって自分の生活もありますしみんな子供を育てながらの活動です。自由もきかないしろくに自分の子供の話も聞いてやれない時もあります。
しかし自分が親にならせて頂いた感謝の気持ちがあるからこそ恩返しの為に活動に協力してくれているのです。
志を1つにして1人の母子を守ろうと頑張っているのにこの言われようは大変残念ですし憤りを感じます。
ですから私たちはきちんとした活動をする為に実親が養子に出す時も出した後も不安になったり後悔しないように情報はある程度与えて健康に元気に成長している事が確認できるように子供のアルバムを渡しております。
1日でも早く「斡旋団体も頑張っているね」と言われる日本になって欲しいです。

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