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残念エピソード

裁判中の残念エピソードNo.16

「実親さんがまったく裁判に協力して頂けないケース」

私達は裁判の途中から不安を抱えることとなりましたが、その後に裁判所から素晴らしいご判断をいただき、こうして結審までたどりつくことが出来ましたことを報告いたします。

<裁判の流れについて>
・申し立て日 …引き渡し日から12日目
・呼び出し日 …引き渡し日から1ヶ月と18日目
・家庭訪問一度目…引き渡し日から2ヶ月と29日目
・家庭訪問二度目…引き渡し日から6ヶ月と6日目
・審判の日  …引き渡し日から7ヶ月と3日目
・確定の日  …引き渡し日から9ヶ月と5日目

*実親さんの呼び出し1回も応答せず連絡なし 

私達の裁判を担当されたのは、数名の調査官と調査官補のとても感じの良い方々でした。考えていたよりもずっと和やかに、面接も一度目の家庭訪問も無事終えることができました。半年の養育期間は、赤ちゃんの引き渡し日からの起算としましょう、というお話もいただき、裁判が順調に進んでいるように感じておりました。

ところがある日事務局から連絡があり、裁判所も事務局も実親様と連絡が取れないとのことでした。
裁判所からは、連絡を依頼するお手紙や呼び出し状も出されたようですが、連絡がとれなかったそうです。
このような状況のまま、二度目の家庭訪問が終わり、このままでは実親様との面会が実施されないまま時間だけがどんどん過ぎて行き、裁判が長期化するのではないか?と漠然と不安をかかえていた頃に、思いがけず裁判所から審判書が送られてきました。

内容は、以下の二点を考慮して、実親様が特別養子縁組に同意しているものと認められるとのことでした。
・承諾書・誓約書・養育放棄宣言書の書類を提出されている点
・連絡がつかなかった点

書類の効力を認めていただいた大変有り難いご判断だと感じました。
その後、確定証明書を受け取るまでには少々時間を要しましたが、ご協力が得られない場合でも、私達のようにスムーズに結審までたどりついたケースもあることを知っていただきたく、ご報告させていただきました。

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