ぽけっとパーク

養親様からのお手紙

しんまいパパ(42歳)・しんまいママ(34歳)

この度はシンバくんとのこの上ないご縁を結んで頂きありがとうございます。

私達は出会って10年目、結婚して6年目の夫婦です。

お互い子供のいる家庭に憧れ、結婚相手を探していて入籍に至りました。妻は多嚢胞性卵巣でしたので、入籍前から婦人科で治療をして、入籍後はタイミングと誘発剤での治療を行っていました。

年齢的な事も早とちりな事もあり、入籍前に長いローンで家を建てたり、ウェディングドレスをベビードレスに仕立て直したり産院を調べたりしつつ、前向きに不妊治療にあたっていました。しかし1年経っても成果が出ず、転院して夫も検査をしたところ無精子症が見つかりました。2年間MD-TESEなどの手術も行いましたが可能性はないと告げられ私達の妊活は終了しました。

その後1年間は窓の外から聞こえてくる近所の子供達の笑い声を聞いては切なく、何度も引っ越したくなり、ベビードレスも捨ててしまいたくなりました。

特別養子縁組の事は夫の治療中から皆様のブログや会のHPを見て妻は知っていました。治療後少し経って、特別養子縁組の事を夫に伝えても不妊のショックが大きかったこともありなかなか受け入れては貰えませんでした。そのため、妻も強くは言えませんでした。

ある時、妻が友達と出掛けたときに未来の話になり、友達に「子供がいない未来も自分が選んできた道なんだから受け入れないとね」と言われて目が覚めました。産む事はやるだけやって諦めがついたけれど、育てることを諦める道は自分で選んでいない!と。

そこから夫に自分の気持ちを伝え続け、予備軍研修会に参加して、夫の気持ちも前向きになりました。申込み、面接、掲示板での交流、保育研修、たんぽぽ会と同じように苦しんできた皆様の暖かさと可愛らしい子供達と触れ合う中で私達の悲しみは消え、将来への希望で満ち溢れた後での該当でした。

シンバ君との日々は始まったばかりですが、やることなすことすべてが可愛らしく、お世話が出来る喜びに夫とふたり「夢みたいだね。幸せだね。」と日々感謝して過ごしております。親族も皆、初孫誕生の報にお祝いして下さり、シンバ君は沢山の愛情を一身に受けています。
これからシンバ君の成長を全力でサポートし、守り育てていく所存です。産まれてくれた喜びを伝え、シンバ君自身が産まれてきて良かった!と思えるように家族仲良く寄り添っていきます。

実親様、ご家族様

この度は私達に可愛いシンバ君を託して下さりありがとうございました。実親様とシンバ君の2ショット画像もありがとうございます。シンバ君がわかるときまで、厳重に保管させていただきます。

実親様がお腹の中でシンバ君を大事に育んで下さった事、初孫を養子に出されたご家族様のシンバ君への思い、、、シンバ君を愛情たっぷりに大事に育てて行くことで恩返ししてまいります。成長の一つ一つを写真におさめて折々にアルバムとしてお送りしますので楽しみにお待ちください。

総合病院での検査も終了し、手術の必要はなく経過観察との診断を受けました。1ヶ月検診も近所のママさんから評判の良いかかりつけ医を予約しました。ご安心下さい。
シンバ君は生後約2週で約600g体重が増え、1.7cmも身長が伸びました。元気に手足をバタバタさせて、逞しく成長してくれています。整ったお顔立ちから沢山の表情をみせてくれて、家族皆で見とれています。

実親様、産んでくれてありがとうございました。お忙しいとは思いますが、体調に気をつけてご自愛ください。

マザー様、事務局の皆様、ブロック長様

この度は私達にシンバ君とのご縁を結んで頂きありがとうございました。

また母子救済活動でお忙しい中で私達のもとまでシンバ君をお引き渡しに来てくださりありがとうございました。当日もマザーさんの元には何件も電話が入り、そのご様子は活動の忙しさを物語っていました。

シンバ君は、総合病院での検査も終え経過観察となりました。相変わらずミルクを沢山飲み、うんちも沢山して、順調に発育してくれています。

シンバ君自身が産まれてきて良かったと思えるように、家族力をあわせて子育てに親育てを楽しみつつも励んでまいります。
今後もご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

TOP