ぽけっとパーク

養親様からのお手紙

しんまいパパ(33歳)・しんまいママ(37歳)

私たちは結婚7年目を迎える夫婦です。
今回ぽぽんた君とのご縁を授けていただいたこと、心から感謝しています。

私たちが特別養子縁組につていて考え始めたのは、不妊治療を開始して4年が過ぎた頃でした。赤ちゃんは結婚したら自然にできるものと思っていましたが、なかなか授からなかったため病院を受診しました。

夫婦共に大きな原因は見当たらず安心したものの、原因が見当たらないからこそ成すすべがなく苦しみました。結局高度不妊治療にすすみ、有名クリニックにも通いましたが、一度も着床することはありませんでした。妻は治療に支配され仕事にも真剣に向き合うことが難しくなる自分に、本当にこれでいいのだろうか、自分はいったい何がしたいのだろうかという思いを抱いていました。

そんな時、自身も養子だった妻がふと母に、「私が来た時どうだった?不安はなかったの?」と聞くと、「とにかく可愛くてねえ。不安?うーん、なかったなぁ。」とあっけらかんと答える母。そんな母を見て、不妊治療だけが全てではない、進むべき道は他にもあり、こんな近くに経験者がいたんだ、そう思ったことをよく覚えています。

そこから妻は仕事を辞め自分に向き合い、思いを夫に伝えじっくり夫婦で話をしました。不妊治療は区切りのため一度だけチャレンジすることにしましたが失敗。お医者さんはまだ可能性はあるからと治療の継続をすすめましたが、もうそんな気分にはならず特別養子縁組の道を進むことに決めました。

いくつかある養子縁組の団体を調べ、ピンときたBPの予備軍研修に参加しました。特別養子縁組ファミリーの皆さんに実際にお会いし、会場はとにかく明るく優しいエネルギーが溢れていて、自分たちもこんな風に素敵な家族を作りたいと強く思いました。
待機通知を頂いてから8か月。大雪と共にぽぽんた君が我が家にやってきました。

今母が言った言葉が心から理解できます。ウンチの回数や湿疹など小さな不安は勿論あります。でも静かにすやすや眠り、安心しきった様子のぽぽんた君を見ていると、ぽぽんた君の未来への希望しか感じられません。そんなぽぽんた君の人生を託してくださった実母様の思いを忘れず、これから精一杯の愛情をぽぽんた君に注いで育てていきたいと思います。
今まで私たち夫婦を理解し支えてくださったすべての方に感謝しています。本当にありがとうございました。
ぽぽんた君の実母様、ご家族様

この度は可愛いぽぽんた君を私たち夫婦に託してくださり本当にありがとうございます。
ぽぽんた君は本当によく寝る可愛い男の子ですね。
小さな声を出しながらミルクを一生懸命飲み、最後はウトウト。そしてそのまま寝てしまうこともあります。飲んで寝て、きっと大きくなりますね。

寝顔も、きりっと目を開けた表情もどちらもとても可愛くてずっと見ていたいくらいです。この愛くるしさはきっと実母様から受け継いでいるのかなと思っています。
また、10か月の間実母様がお腹の中で大切に育ててくださったことがぽぽんた君のゆるぎない安心と穏やかさにつながっているのかなとも思っています。

そんなぽぽんた君は、私たち夫婦だけでなく家族親戚友人までもを幸せな気分にさせてくれています。諦めかけていた子育てをさせていただけることへの感謝は言葉では言い表せません。この幸せを、本当にありがとうございます。

実母様が託してくださった大切な命がこれからずっとキラキラ輝き続けられるよう、大切に大切に育てて参ります。どうか温かく見守っていただけると嬉しいです。
実母様のこれからの人生を心から応援し、実母様とご家族様のご多幸とご健康も心からお祈りしております。

マザー様、ブロック長様、事務局の皆様

この度はぽぽんた君とのご縁を結んでいただき心より感謝しています。

面接会から待機通知を頂き、ぽぽんた君を迎えるまでの間、マザー様、ブロック長様をはじめ先輩ファミリーの皆様、待機の皆様には励まし勇気づけていただき、そして多くのことを教えていただきました。本当にありがとうございました。

マザー様に自宅でぽぽんた君の沐浴やおむつ替えを教えていただいた時は、まだまだ不慣れで手が震えてしまいました。今は少し慣れてきましたが、まだまだ未熟な私たちです。
特別養子縁組に進むと決めた時の覚悟と、ぽぽんた君を迎えた時の感動を忘れず、これから先、ぽぽんた君としっかり向き合い前向きに進んでいけるよう日々精進していくつもりです。
どうぞこれからも末永くよろしくお願いいたします。

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