養親様からのお手紙
しんまいパパ(42歳)・しんまいママ(42歳)
結婚してすぐ赤ちゃんを授かりたかったのですが、1年経っても妊娠せず、もう30代後半でしたので、できるだけ早く授かりたい一心で治療を始めました。
ところが一向に叶う気配もなく「もう、この次の治療で最後にしよう、どこかで区切りをつけなければ」と考えながらの治療中、養子のこともなんとなく考え始めていました。
そんなある時、母から「養子を迎えることも考えてみたら?」と言われ、同じことを考えていたと分かり、養子について調べ始めました。
そして特別養子縁組の制度を知りある団体へ申し込みましたが、その後閉鎖されてしまいました。
さて今後どうしものか、諦めて夫婦2人で生きていこうか、いや、子供の居る生活はまだ諦めきれないと考えあぐねていた頃、メディアで特別養子縁組の放送があり引き渡し場面を目にしました。それも同県のご夫婦でしたので、もしかしたら、私たちにも同様の場面が訪れるかもしれないと思い、すぐにBabyぽけっとを検索し、こちらへお願いする事になりました。
そして現実に縁のある子を我が家へと迎えることになったのです。ここに至るまでには、座学や育児研修で知識を得て、OBご家族との交流会で何組もの親子の姿を見させていただいて、お話していく中で不安な気持ちが安心感へと変わっていったのです。皆さんに支えられてここまで来られたのです。
私たちとご縁のあった該当の子と実親さんも我が家に来る前にOBご家族の手厚いサポートがあってのことでした。
駅でのお迎えも同ブロックの皆様が賑やかに迎えて下さいました。とても有り難いことです。この子と初対面し、抱き上げた時の感動は生涯忘れることはないでしょう。
我が家へ来てくれて、両親、妹弟、周りの方々が歓迎してくれていることがとても嬉しいです。特別養子縁組の話を家族にした時、反対意見が出なかったので、私たちは恵まれた環境にいることに感謝しています。
この子に私たちは親にさせてもらいました。これから我が子として見守り、支えていきたいと思います。そして、皆様のように家族になりたいと思います。
●実親様へ
この度は私たちに子供を託して頂いたことに感謝申し上げます。
この子は私たちとその家族、周りの方々とで大切に育ててまいります。
お体くれぐれもご自愛ください。
●マザー様・事務局様へ
この度はありがとうございました。
託された責任をもって一人前になるよう、私たちも親として一緒に成長しながら大切に育てて参ります。
今後とも、よろしくお願い致します。