養親様からのお手紙
しんまいパパ(40歳)・しんまいママ(43歳)
通院のたびに数時間待たされる人気クリニックに通って努力した不妊治療でしたが、実を結びませんでした。それでも愛する子が欲しいという強い想いから、児童相談所経由の養子縁組に申込みましたが、競争率が高すぎて、養親候補として選ばれない日々が続き・・・。「夫婦2人でも楽しく暮らしていこう」と何度も自分たちに言い聞かせてはいましたが、街往く親子連れを見ては羨ましさを感じていました。
そこで、民間の養子縁組斡旋団体について調べ、あたたかい雰囲気に惹かれたBabyぽけっとさんの説明会に参加させていただきました。その後、早々にシルバー君の該当連絡をいただき、感激すると同時に大変驚きました。
お迎え当日は、同ブロックの先輩方に駆けつけていただき、多くの祝福のなかでシルバー君を迎えることができ、一生忘れられない日になりました。その一方で、シルバー君を守りぬかなければならないという覚悟をした日にもなりました。
お迎えして3日目の夜、シルバー君の体調が少し悪そうに見える瞬間がありました(杞憂でしたが)。そのとき、とても申し訳なく、かわいそうで、胸が締め付けられました。わずか3日間で、もうシルバー君が、私たちにとって誰よりも幸せを願う存在になっていることを実感しました。
シルバー君は寝てても可愛い、ぐずっても可愛い、ウンチしても可愛いです。こんな親ばか状態では将来甘やかしてしまうのではと、今から心配しているほどです。可愛くて愛おしくて、もうシルバー君のいない生活は考えられません。
●実親さんへ
この可愛いシルバー君を、十月十日お腹で育み、痛みに耐え産んでくださって、本当にありがとうございます。私たちが努力してもできなかったことを成し遂げてくださって、感謝の言葉もありません。
シルバー君をお迎えしたその日の夜から連日、私たちの親兄弟や友人たちが訪問しては、シルバー君を抱いて写真を撮っていました。みなに歓迎されながら、私たち夫婦が実親さまからのバトンをつなぎ、シルバー君をしっかりと守り育てていきますので、ご安心ください。
出産という大仕事を終えたお身体、どうぞ大事にしてお過ごしください。実親さまとご家族さまの今後のご多幸をお祈りしています。
●マザー様、事務局の皆様へ
このたびは、シルバー君とのご縁を結んでいただき、本当にありがとうございました。
シルバー君を迎えて一週間になりますが、家族三人で奇跡のような毎日を過ごしています。先輩のみなさんからも、心からの祝福や、育児に関するアドバイスをたくさんいただいて、Babyぽけっとさんならではのあたたかさにも大変感謝しています。