ぽけっとパーク

養親様からのお手紙

しんまいパパ(40歳)・しんまいママ(44歳)

・マザー様、事務局の皆様、BPファミリーの皆様

この度は“ホルンフェルス”ちゃんとの御縁を結んで頂き、誠にありがとうございます。

私たちは結婚14年目の夫婦です。婦人科にてブライダルチェックを行った際に、私たちは深刻な不妊症であることがわかりました。高度生殖医療を行なっているクリニックで、治療を重ねて来ました。結婚11年目に初めて妊娠したものの、安定期に入る直前に流産してしまいました。それを機に母子共に健康な出産はこの先難しい事を実感させられ、不妊治療に終止符を打ちました。その後は、子どもを育てる夢について互いに触れる事なく、夫婦とも仕事に没頭しました。そんな折、コロナウィルスの蔓延により自宅で過ごすことが多くなり、測らずしも夫婦で向き合う時間が訪れ、お互いが子供を諦めきれていない事を認め合い児童相談所を訪ねることにしました。

里親や養子縁組について不妊治療中から興味がありましたが、以前に問い合わせた時は夫婦とも個人事業主であったことから、職業を伝えた時点で門前払いをされ、どちらも諦めていました。6年前から私が定職についていたこともあり、今なら違う結果になるのではないかと、里親審査を受ける決意をしました。

里親研修を受けるなか、自分たちに新たな気持ちが起こりました。私たちが望むのはもっと長期的に生涯全てを受け止め、子どもを育てることではないのか?そんな時に、映画『朝が来る』を拝見しました。そして、ラジオにゲスト出演しているマザー様のお話を聞き「ここに行くしかない」と、運命に導かれるように、Babyぽけっとに登録希望する道を選びました。

2020年12月に申し込み書類を提出し順調に審査を進めて頂いていましたが、コロナウィルスの蔓延の中、ようやく交流会を行っていただくはずが、私が足を縫う大怪我をし、次いで8月末日に髄膜種が発覚し、その後入院・手術をするなど、様々な困難に直面しました。

幸いに後遺症もなく12月には職場復帰し、そこから研修を再開させていただきました。今年3月に待機通知をいただいた際は、これまでの紆余曲折の経過を思い起こし、ようやくここまで辿り着いたという感慨を覚えました。そして、“ホルンフェルス”ちゃんとの該当を伺った際は、嬉しさのあまり夫婦で涙してしまいました。

マザー様、事務局の皆様、BPファミリーの皆様、これまで様々なトラブルに見舞われご迷惑をお掛けしたにも関わらず、根気強く私たち夫婦に寄り添っていただけたこと、 “ホルンフェルス”ちゃんとのご縁を繋いでいただけたこと、心から感謝いたします。
家族3人幸せな日々を送り送ることを皆さまに誓います。

・実母様
産後の肥立ちはいかがでしょうか?出産後すぐに猛暑の日々がやってまいり、お身体のお加減が気になっております。実母様がお腹で大切に育んで下さった“ホルンフェルス”ちゃんは、お陰様で地域の保健師さんも驚かれるくらいミルクをよく飲み、とても元気に日々成長してくれています。

この度は私たち夫婦に、“ホルンフェルス”ちゃんを託してくださったこと、心から感謝いたします。
“ホルンフェルス”ちゃんが来てからのわが家は笑顔が絶えません。
よく飲み、よく眠り、そして泣き声が止まらない時も、その一挙手一投足に一喜一憂しつつ、愛しさと慈しみの気持ちが胸に広がっていくのを感じています。
親族、友人、知人らからと沢山祝福の言葉が届きました。“ホルンフェルス”ちゃんは、今たくさんの愛に包まれています。

今後も都度Babyぽけっとを通じホルンフェルスちゃんのお写真アルバムや成長の記録を手紙でお伝えしてゆきます。私たち夫婦で精一杯の愛情を込めてこの子を育てて行きますので、共に成長を見守っていただけますと幸いです。

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