ぽけっとパーク

養親様からのお手紙

しんまいパパ(46歳)・しんまいママ(46歳)

チャーリーくんとのご縁を結んでいただき誠にありがとうございました。
私たちは結婚20年目の夫婦です。
「産みたいのか、育てたいのか、そのことを考えてみてください。」
長年通っていた不妊治療クリニックのカウンセリングで問われた言葉でした。
何度挑戦しても結果は出ず、流産、体調不良、年齢の限界、心身共にボロボロの状態の時、特別養子縁組の存在を教えていただきました。
その時すぐには決断できず、まず「知ること」から始めました。子供の福祉のための制度であること。書籍やウェブ上の情報を探し、養子の日のイベントに参加して養親さんの気持ち、養子のお子さん側の気持ちを見たり、調べるだけ調べました。何度も何度も夫婦で話し合いを重ね、迷い、考えました。決断までに長い長い時間を要しました。児童相談所へご相談に行った際、養子縁組の数が少なすぎるため民間団体さんをあたった方が良いとの返答で民間団体の模索も始めました。はっきり転機となったのはBabyぽけっとさまの予備軍研修会での初めてお話しした先輩養親さんたちの姿でした。自然体な家族の空気、お子さんたちへの愛情深さに驚きました。この道へ進む決意につながる貴重な研修でした。

駅の改札から小さな命を連れてきてくださった瞬間は、まさに“Mother”そのもので神々しく感じ、初めて実際に見るチャーリーくんは本当に可愛く胸がいっぱいになりました。該当をいただいた日から緊張につぐ緊張。お迎えしてからも緊張感と不慣れでバタバタが続きました。必死でお世話して数日後、ようやく少し落ちつけた頃ふと気づけば、チャーリーくんはもう新生児の姿ではなく丸みを帯びた乳児へと変化していました。さらに可愛さが増していく様子が嬉しかったです。
それと同時に新生児の特別な姿を実感しきれずに終わってしまい、成長の喜びや驚きは、同時に過去のチャーリーくんは見れなくなっていくことでもあるんだと思いました。これから益々目まぐるしくなる毎日の中で、一瞬一瞬チャーリーくんの今を身逃さないように全身で感じて抱きしめていきたいと思いました。

実親さま

チャーリーくんを託してくださり本当にありがとうございます。実母におかれましてはご体調はいかがでしょうか。大変お忙しい日々と存じますがどうか、引き続きお自愛くださいますよう、少しでも休息出来るお時間がありますよう願っております。
チャーリーくんはもうすぐ1ヶ月になります。まんまるなお顔になり多種多様な寝言で家族を笑顔にしてくれています。チャーリーくんが元気であればあるほど実親さまから頂いた免疫、実親さまが誕生まで守ってくださっていた命なのだと実感し感謝の念を深めています。その実感の度、実親さまのご決断に応えられるよう大切に育てていく気持ちが繰り返し強くなります。引き続き夫婦、親族一同しっかり支えてまいります。これからもチャーリーくんの成長を見守っていただければ幸いでございます。
本当にありがとうございました。
重ね重ね御礼申し上げます。

マザーさま、事務局の皆さま

大変な激務の中、チャーリーくんとのご縁を結んでいただき誠にありがとうございました。予備軍研修からお引き渡し当日に至るまで沢山のご指導とサポートを誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

マザーさまの子供たちへの愛情と救済への取り組みにいつも尊敬の念に耐えません。私たちにはLGBTの大事な身内がおります。LGBT関連の社会待遇や理解が進めば良いと強く思っているので、BabyぽけっとさまのLGBTの縁組への取り組みに感動いたしました。そして日々、Babyぽけっとさまに決めた理由でもある養親さま同士の繋がりの強さに救われています。このような素敵な団体さまにご縁を結んでいただけたこと、本当に有り難い気持ちでいっぱいです。至らぬ点の多い私たちは当初よりご迷惑をおかけしてしまい、今も猛省するばかりです。未熟な私たちですが今後も何卒よろしくお願い申し上げます。

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