ぽけっとパーク

養親様からのお手紙

しんまいパパ(33歳)・しんまいママ(33歳)

マザー様、事務局の皆様、BPファミリーの皆様

この度は私たち夫婦にこーくんとのご縁を結んでいただきありがとうございます。

 

私たちは結婚4年目の夫婦です。

妻の病気の既往の影響で、結婚前から妊娠ができない事が分かっていましたが、子どもを育てたいという思いを断ち切れずに、結婚前から特別養子縁組を視野に入れておりました。

 

そうしたなか、私たちは今年2025年1月にBabyぽけっとの予備軍研修会に参加し、たくさんの方々と交流をさせていただきました。

マザー様からは、Babyぽけっとの設立に至った経緯や特別養子縁組制度の現状についてお話いただき、その熱い想いに感動したのを覚えています。また養子を迎えた先輩方から直接話を伺うことができたのも、とても貴重で心強い後押しになったのをよく覚えています。同じような悩みと向き合いながらも、幸せそうな姿を目の当たりにし、「Babyぽけっとで子どもを迎えたい」と強く思い、研修会後すぐその場で申し込みをしました。

 

申し込みを終えた後も、研修や交流会を通してたくさんの方々に支えていただきました。

 

初めての埼玉ブロックの交流会では、予想をはるかに超えた養親ファミリーに参加頂き、緊張している私たち夫婦にやさしく親身になってアドバイスしていただいたことや、お買い物やお迎えにも付き添っていただいたことも、支えとなりました。先輩方のアドバイスを、必死になって書き綴ったA4ノートは、いまでも大切に残しています。わからないことを実体験も交えながら伝えてくださったこと、本当に感謝しています。

 

待機になってからお迎えの日を迎えるまでの間にはいろいろな事があり、ブロック長をはじめ埼玉ブロックの皆様、また同期の皆様が心の支えとなりました。心穏やかでない日もありましたが、必ずご縁のある子がきてくれるからそれまでじっと待とうと夫婦で会話した回数も少なくありませんでした。

 

そしてその日がついにやってきました。マザー様から着信があり、退院当日に我が家にやってくることになりました。すぐに準備することとなり当日は慌ただしくなりましたが、それ以上に早く会えることが何より嬉しかったのを覚えています。

 

駅のホームにマザー様が乗っている電車が到着し、改札口から続々と乗客の方々が出てくるなか、私たちはソワソワと落ち着かず。しばらくすると、ついにこーくんを抱っこしたマザー様が笑顔で改札から出てきました。表現しがたい気持ちで胸がいっぱいで、同時に涙も溢れました。はじめてこーくんと対面した時の喜びと感動は忘れることはありません。改めてマザー様や事務局の皆様に尽力していただき感謝しています。

 

 

実母さま

 

この度は、大切なこーくんを私たち夫婦に託す決断をしてくだり、本当にありがとうございます。

 

出産時は出血が多く輸血もなさっていたと伺いましたが、その後お身体の容体はいかがでしょうか。梅雨が明け日差しも強くなり、暑い気候が続きますので、どうかご無理なさらぬようお過ごしください。

 

実母様が命がけで産んでくださったおかげで、こーくんは元気に成長しております。

我が家に来てから数日は緊張しているのか泣くことも少なく、表情が少しこわばっている様子でした。しかし今ではよく泣き、よくミルクを飲み、よく眠ってくれる元気な子に成長してくれています。

 

これからも私たちはこーくんへたくさんの愛情を注ぎ、大切に育てて参ります。

こーくんの成長の様子はこれからもご報告させて頂きますので、どうか温かく見守って頂けましたら幸いです。

 

実母様の健康とご多幸を心よりお祈りしています。

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