ぽけっとパーク

真実告知体験談

ケースNo.2

◆告知実施日及びその場所:2011年8月10日、10日間の夏休みの前夜、寝室・就寝時
◆当時の子供の年齢:5歳8ヵ月
◆家族構成:父・母・娘・愛犬1匹
◆実際告知した人:母
◆使用した絵本:無し

◆告知内容は?

〇〇のパパとママになれてよかった!1番大事!
大好き!という事をたくさん伝えてから、
「でもママが出来なかった事はママのお腹から産んであげることが出来なかった事。ママのお腹では赤ちゃんが元気に育つことが出来ない事。」
「だからママは毎日神様にお願いして、そしたら病院で生まれた小さな赤ちゃんの〇〇をパパとママに授けてくれたという事」を伝えましたが、まだきょとんとしてわからない様子。

もう1度ママのお腹から産んであげられなかったと伝えると
「じゃあ誰から産まれたの?」でした。
「違う人から生まれたんだけどその人はまだ小さくてお母さんにはなれないからパパとママが〇〇を大事に大切に育てますって約束してパパとママになったんだよ。」と伝えました。

◆子供の反応は?

すぐには理解できない様子。
とまどっているようなびっくりしたような、どうしたらいいかわからない様子でしたが、いつも以上に甘え「ママ大好き~」と抱きついてきました。

泣くこともなくでもこれ以上は話したくない様子で、暑い~とか眠くなっちゃった~とか話を終わらせようとふざけたりおちゃらけていました。
涙声の私に気づき歌も歌ってくれました。

今までとは何も変わらない事、これからもずっとパパ、ママにとって大事な娘だと伝えて話を切り替えました。
そして私に抱きついたまま寝てしまいました。

◆告知後の感想及び子供の状況は?

思ってもいなかった言葉を突然言われ、動揺させてしまいましたが、ある程度話も理解でき自分でも考えられる、そんな年頃になり告知の時期としてはよかったと思いました。

1年後だったらもっと傷つけてしまったかもしれません。娘自身が今まで大切に育てられてきたという安心感、そして親子の絆がしっかり出来ていれば大丈夫だと感じました。

これからも成長するごとに家族みんなで壁を乗り越えていきたいと思います。

「子供の状況」
・翌日は出先でいつもより甘えていましたがあまり変わらず明るくて安心しました。パパが昨夜のことを聞くと「忘れちゃった~」と言ったようですが、話は分かっている様子。

・4日後、プールで少しでも私から離れるのを嫌がり「ママから生まれなかったけどママの子供だもん」

・10日後、遊びに向かう途中「ママは○○が小学生になってもお母さん?」「当たり前じゃん!!」と言うと嬉しそう。

その後甘えん坊の娘はさらに甘える事はありましたが、特に変わった様子も見られず明るく元気に過ごしています。
特に聞かれない限り話はしませんが、2か月後に少し聞かれることがあり話すと、「もうわかったからやめて」と言われました。
娘にとってこの話はしてほしくない、嘘であってほしいという気持ちがまだあるように感じます。

TOP