残念エピソード
裁判中の感動エピソードNo.4
ある裁判所の調査官から連絡があり「養育機関の半年も完了しますので最後に実親さんの気持ちの確認をしたいと思います。書類もきちんとしたものを出して頂いておりますし実親さんとその保護者の署名捺印もされていますから何ら問題はありません。また会の担当者さんが実親さんとその保護者さんに直接面会されて確認されているのでわざわざ私が出向かなくても電話で先に保護者の方が出られたらそのまま実親さんのお気持ちに変化がないと聞けば保護者の方のその回答でもいいと思われます」と言う事でした。
これは素晴らしい回答だと思います。
大半は必ず承諾書もそして実親の面会とその意思の確認もしないと確定は出さないのに電話でしかも保護者が出たら保護者の回答でも構わないと言うのですから驚きです。
この調査官は養親さんからも凄く感じのいい方だと聞いていましたが私に連絡して来た時でも本当に丁寧で優しい感じの調査官で当たり!と思いました。
そして私に実親さんの方は私に聞いてから進めて行きたいと言うのです。
当会では実親さんにもその後の裁判の流れは資料でもそして口頭でも説明しておりますので自分も1回は裁判所から呼び出しがある事は重々承知しております。
多くの裁判所は「裁判所の名前の書いた封筒で出してもいいのか」とか「裁判所が直接電話連絡をしても大丈夫か」と聞いて来るので他の団体では裁判の流れなどは実親には教えないところもあるのだと思います。
私は「実親さんも承知しているはずですから直接連絡されても問題はありません」と答えると「ありがとうございます。助かります」と言われます。当然だと思うのですが言わない方がおかしいと私は思っていました。
こういう調査官だと何回でもお手伝いしたいし出来る事はこちらとしても応援したいと思います。
同じ裁判をするにも大きな温度差があるのが何ともいい気がしません。
みんなこの裁判所で審議出来ればいいのにと思いました。
確定も思ったよりずっと早いと思います。